今月は、足の痛みの中で、足底腱膜炎についてご紹介します。
足底腱膜とは、かかとの骨(踵骨)から足の指の付け根にかけて付着している強靭な腱のような組織で、足のアーチの保持に関与している重要な組織となっています。
その足底腱膜に、何らかの原因(長時間の立ち仕事や長距離ランナーなど)で繰り返しストレスがかかると、足底腱膜が硬くなります。その状態でストレスをかけ続けることで炎症が起きて疼痛が出現します。それが足底腱膜炎となります。
足底腱膜炎は、①朝一歩目が特に痛いが徐々に痛みが軽減してくる②急に歩くと痛い、という特徴があります。
痛みが起こりやすい部位は、かかとの少し前の部分が1番多く、その他に土踏まずの部分や指の付け根にも起こってきます。
足底腱膜炎になりやすい方の特徴としては、①足の裏に日常的にストレスをかけている方(長時間の立ち仕事や長距離ランナーなど)②足のアーチが崩れている(足の甲が高いor扁平足)③足首が硬い、などがあります。
また、その他にもクッション性のない硬い靴を履いている方も足底腱膜炎になりやすいので、注意が必要です。
当院でのリハビリテーションでは、超音波療法による疼痛軽減や、足部〜足趾のストレッチ指導、筋力トレーニングを行っていますので、お気軽にご相談下さい。