こんにちは!リハビリテーション科です!
今月は、こむら返り(足のつり)について、原因や対処方法をお話していこうと思います。
みなさんは、朝起きてすぐや寝ているときに足がつったとか、動いていて足がつった、寒くなるとふくらはぎがつりやすいなどの経験をされたことはないでしょうか。運動中だけでなく、寝ているときにつったりすると非常に辛いものがあります。
筋肉は骨から骨に付いており、付いている部分は腱となっています。筋肉と腱の中には筋紡錘、腱紡錘という筋肉や腱が千切れないようにするセンサーが付いているため、それが上手く働いている時はちょうどいい力を発揮しています。ところがなんらかの原因でこのセンサーが上手く働かず、必要以上の力が入ると痙攣を起こしてしまうのです。その状態がこむら返り(足のつり)と言います。
では、センサーが上手く働かない原因とはなんなのでしょうか?…それは、
①水分、ミネラルの不足、バランスの不良
②血行不良、体温低下
③筋力低下、筋の柔軟性低下、運動不足 などが考えられます。
対処方法としては、
①水分、ミネラルの補給
②体を温め、マッサージをする
③ふくらはぎのストレッチ
(壁に向かい合って立った状態で壁に両手をつき、伸ばしたい足を1歩下げて、膝を曲げず、かかとが浮かないようにします。その状態で前の足の膝を曲げ体重をかけます。後ろ足のふくらはぎが張っている感じがあればそこで止めて30秒キープしてください。2〜3回続けます。)
などがあります。
夏場に向けて汗をかき、疲れやすい季節になってきていますので、こむら返りについてご紹介させて頂きました。日々のケアが大事ですので、ちょっとした手間を惜しまずにこの夏を乗り越えていきましょう。
また、足のつりでお悩みの際は、お気軽に当院にご相談ください。