ロコモの運動療法について

こんにちは!リハビリテーション科です!

最近は日中暑くなる日が多いですが、体調の方はいかがでしょうか。

 

前回は、ロコモティブシンドロームについてどういったものなのか、どんな症状が出るのか、ロコモティブシンドロームを調べるテストを紹介しました。

今回は、ロコモティブシンドローム予防に効果的な運動療法を紹介していこうと思います。

 

①片脚立ち(バランス能力の向上)

 床につかない程度に片脚を上げ、姿勢は真っ直ぐにして左右共に1分間行います。

1日の目安:左右1分間の2~3セット

転倒しないように必ずつかまるものがある場所で行いましょう。

 

 

②スクワット(下肢の筋力向上)

 1.足を肩幅に開きます。

 2.お尻を後ろに引くように2~3秒間かけてゆっくりと膝を曲げ、ゆっくりと戻します。

 スクワットができない場合は椅子からの立ち座り動作を繰り返し行いましょう。

支えが必要な方は必ずつかまるものがある場所で行いましょう。スクワット中は息を止めないで行いましょう。

 

 

③ヒールレイズ(ふくらはぎの筋力向上)

 1.両足で立った状態で踵を上げます。

 2.ゆっくり踵を下ろします。

1日の目安:10~20回の2~3セット

支えが必要な方は必ずつかまるものがある場所で行いましょう。

 

 

④フロントランジ(下肢の柔軟性、バランス能力、筋力向上)

 1.腰に両手をついて両足で立ちます。

 2.片脚をゆっくり大きく踏み出します。

 3.太ももが水平になるくらいに腰を深く下げます。

 4.身体をあげて、踏み出した脚を元に戻します。

支えなどが必要な方は両手で掴めるものがある場所で行いましょう。

 

 

③と④は余裕がある方は①、②と一緒にやってみてください!

若いうちから毎日の生活の中に運動習慣を持ち、1日3回栄養バランスの取れた食事を摂って、習慣的な運動を行い体力をつけることが、ロコモティブシンドロームの予防や改善につながるといわれています。

特に①と②は毎日行うことが勧められています。運動を行うことで痛みが出た場合は即座に中止してください。

 

筋肉の材料になるタンパク質や、骨の材料になるカルシウムを摂取することも大切です。積極的に摂取しましょう。

 

ロコモティブシンドロームについて詳しく知りたい方は、当院にお気軽に受診して下さい。お待ちしております。

 

 

 

2024年06月01日